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Mavic Mini|ファーストインプレッション


先日届いたMavic Miniのテストフライトを実施しました。

機体のチープ感は否めませんが、重要なのは中身でしょう!


今回試すポイントは

  • 上昇可能高度の限界

  • 風への耐性

  • 写真の画質

  • 動画撮影時の操作性

  • 動画の画質

の5点。

以前「Mavic Miniご対面」の記事内で取り上げた通り、機体総重量199gの日本仕様Mavic Miniであっても、航空法による飛行規制が無い訳ではありません。

飛行高度の規制については、無人航空機よりも複雑な制限が設けられています。

 

過去記事より抜粋

「航空法の制限を受けない」の謳い文句は間違い

「Mavic Miniはトイドローンの扱いを受けるので、航空法の規制を受けない」と謳われていますが、機体重量200g未満の「模型航空機(※)」であっても、航空法の飛行制限はしっかり受けます。

航空法のドローン関連法である第9章の3条文では、飛行場所の制限(法第132条)、飛行方法の制限(法第132条の2)、捜索救助等の特例措置(法第132条の3)が記載されており、これらの規制の対象となるのは航空法第2条22項による規定に該当するドローンを含めた小型無人機です。

Mavic Miniは航空法施行規則第5条の2により、航空法第9章の適用から除外される対象です。が、ここで除外されたドローンはもれなく従来のラジコンヘリや飛行機、ドローンに適用されていた航空法第99条の2が息を吹き返してきます。




従来からドローンに対する飛行制限はあった

航空法第99条の2では「航空機の飛行に影響を及ぼす行為を禁ずる」とされています。模型航空機の飛行はこれに当たるとされ、航空交通管制圏、航空交通情報圏、高度変更禁止空域、航空交通管制区内の特別管制空域に指定された場所での制限表面上空の飛行及び、対地高度150m以上の空域の飛行が禁止され、これ以外の空域では制限表面上空と航空路内の地表では対地高度150m以上、それ以外の場所では対地高度250mが、模型航空機の制限高度とされていました。 2019年秋の航空法改正で航空法第99条の2は削除され、同第134条に新条項として追記されています。



さて、難しい話はここまでにして、今回テストフライトを行なった新西宮ヨットハーバーは、伊丹空港の管制区域内ということで、上昇テストはGAL150mまで、そもそもそこまで上昇できるとも思ってませんけどね。


上昇可能高度の限界

Mavic Miniの最大の注目点は、模型航空機のカテゴリー枠内でどこまで無人航空機の性能に近づけているかだと思います。

まずは、どこまで上昇できるかというのも気になるポイントなのではないでしょうか?

今回のテスト場所は150mの飛行制限がかかっている地域なので、149mまで上昇できたら一旦上昇を中止するスタイルでのテストでした。


結果。。。

149mまで難無く上昇。「信号弱」出てますけどね。

普通に200mくらいまで上がれそうな勢いでした、今度は管制圏と航空路から外れた場所で試したいと思います。


風への耐性

カタログ上は16ktsまで耐えられると書いてありますが実際のところどうなんでしょう?

別サイトの投稿用に作った比較表を参照すると、対風圧性能はSparkとMavic Airに劣る性能ではあるものの、機体の運動性能に対する理論値だと、25.2ktsの風までは耐えられる計算なので、ある程度風域でも大丈夫なんじゃないかなと思います。

残念ながら?幸い?テストフライトを行なった2日間とも風は穏やかで、本来の目的で行ったヨットレースが中止になってしまったくらいなので、Mavic Miniには易しいコンディションだったと思います。

強風テストはまだできていないので、また後日レビューしたいと思います。



写真の画質はどうか?

Mavic Miniの用途としては、動画の撮影より静止画の撮影の方が割合が多くなる予定です。あくまで予定ですけど。

Mavic Miniの事実上の先代機であるSparkよりも、格段に写真の画質はよくなっている様に思います。

残念ながらRAWデータが撮れないので、高精細画像を目指すことはできませんが、SNSでの公開レベルで考えた場合、諦めがつく、かつ余計なRAW現像作業が無くて時短効果もあると。プラスに捉えておきます。

個人的にはこれで良いんじゃね?とか思っています。


動画撮影時の操作性

Mavic Miniを速攻で購入したもう1つの決め手は、3軸ジンバルが搭載されているという点です。

先代のSparkは2軸ジンバルで、パンの動作に特に気を使う必要がありました。

これからは、もうその必要も無くなります。


ただいくつか問題点が。

Mavic Miniにセットでついてくる送信機。スティックのスプリングがちょっと硬い。

この、スティックの反発は人それぞれ好みが分かれる要素だと思いますが、筆者の好みはもう少しソフトな操作感です。


そしてもう1点は、ラダーの反応が鈍いこと。

特に全速回頭からスティックを戻しても、回頭が止まるまでラグがあります。

この辺もそれを踏まえて操作すれば、何の問題も無いんですけど、若干癖の強い子なのかな?



動画の画質は?

テレビ番組の制作であればこれで良いんじゃないかというレベルです。

小さいセンサを使っている以上、ダイナミックレンジが狭いので明暗が激しい撮影はなかなか厳しいですが、フルハイビジョンの60fpsが撮れるので、You Tube動画制作にも活躍してくれそうです。

 

今回全てのチェック項目を確認できた訳ではないので、追加インプレッションはまた後日。

年末クルージングのお供に連れて行って、いろいろ遊びたいと思います。

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